白は徐々に点差を縮め隅の死活で逆転する

仮の「4子局」の棋譜 sgf ファイルの編集

将碁 友の会の棋譜を『SGF』形式でパソコンに保存します。その sgf ファイルを,テキストエディタで開くと,下記のような記述部分があります。
 HA[4]KM[-1.5]AB[pd][dp][pp][dd]RE[W+59.5]
持ち点差に応じた置石数は7子局だったのを,仮の「4子局」にしたので,逆コミ(減算)として,15目×3=45目を,コミ数KM[-1.5]と対局結果RE[W+59.5]の数値から減算して,次のように修正します。
 HA[4]KM[-46.5]AB[pd][dp][pp][dd]RE[W+14.5]
これを保存します。

Lizzle_KataGo の操作方法

Lizzle_KataGo では,次のように検討したい局面を表示します。
下向き矢印キーを押すと1手ずつ,「pagedown」キーを押すと10手ずつ進みます。下図に黒4(小さい白丸が付いた左辺の黒石)まで進めた局面を示します。


上図の左側の下半分に勝率ヒストグラムが表示されています。赤色線が勝率,青色線が目差を表しています。黒は,7子局に相当する4子局+逆コミ数のため,目差85.6と大きくリードしています。

白は徐々に点差を縮める

下図は,白「41」と打った局面です。黒は4隅に根拠を持ち,目差が約70あり,安全を目指しています。白は4辺に基盤を作り,中央を大きくまとめたいところです。


下図は,白「65」と打った局面です。中央がだいぶ白っぽくなってきました。目差はまだ約45ありますが,中央を大きくまとめれば,逆転の可能性があります。

中央を囲うのは難しい

下図は,中央を白「71」「73」と囲った後,右上や右辺を打ち,右下に黒「88」と打った局面です。目差は30まで縮まりました。


上図の後,中央を打ちながら,左上や上辺とあちこち打つ中で,下図に示すように,白「141」と打ちました。この時点で,目差は17に縮まっており,白「141」によって,上辺3子のウッテガエシと,中央2子の切り離しを見合いにして,白が追いついたように見えます。しかし,左辺と中央部に見える緑色で示される KataGo の推奨手に黒が従えば,左辺または中央のどちらかは破られる形勢です。

右下隅の死活問題

その後の進行に見られるように,黒は上述の手段を逃しました。下図に見られるように,黒「176」と左下隅に打った時点では,白は何とか中央をまとめることができました。しかし,目差はまだ約3残っています。
 このまま終了すれば,黒の勝ちです。そこで,白「177」と右下隅に手を付けました。この点は,KataGo の推奨手でもあり,緑色になっています。

「次の一手の棋譜並べ」で確かめてみましょう

左側の「次の一手の棋譜並べ」で,「4子-45」をクリックし,「2022-06-14 T.Fuku ...」をクリックすると,棋譜の終局図が表示されます。そこで,手数窓 No. に「177」を入力し,「Jump」ボタンを押したあと,進みボタン >> を4回押すと,下図の局面になります。戻りボタン << ,進みボタン >> を使って,この前後の手順を確認してみましょう。
 このあと,黒はどのように打てば,打ち込んできた白2子を取れるでしょうか?


その後の実践では,右下隅はコウになりました。何回かコウを争った後,白のコウ立てを黒が受けずにコウをついだため,白は左上隅に侵入しました。この結果,白の勝利になりました。

 黒「182」あるいは「184」の代わりに,黒「182」の左側のカケ目の所をつないでおけば,下図に見るように,打ち込んできた白石を取ることができました。